カミツレ  camomille


camomille
 夏には道端や畑の淵などに、カミツレがたくさん咲いているのを見かけます。

 マーガレットによく似ていますが、花はもっと小さく、葉の形も違います。強い香りもあります。

 カミツレは薬草。消化、解熱、鎮痛の効果があり、また不眠症の薬ともされています。 

 カミツレはエジプトや古代ギリシャでも薬草として使われており、18世紀の医学でも消化剤や強壮剤として珍重されていたそうです。

 カミツレの花を乾燥させたハーブティーは市販されていますが、自分でハーブティーを作るには、夏に、まだ七分咲きの花を摘むのが良いそうです。

 ハーブティーとして飲むには、1カップ強の熱湯に対してスプーン2杯のカミツレの花を入れて10分くらい煎じます。寝つきをよくするハーブティーとも言われています。

 カミツレは、オイルに付けてクリーム状の薬にされたり、ワインに付けて食前酒や料理の味付けにも利用されています。また艶のある金髪にするためのシャンプーとしても売られているそうです。

作成: 2003年7月

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