ブドウ畑にバラが咲いているのを見かけることがあります。 |
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なぜブドウの木のそばにバラがあるのか、お分かりになりますか?
ヒント:
バラが植わっているのは、いつもあぜ道に沿った場所です。つまり目につく場所。
答え:
ブドウの木につく害虫は、まずバラの木につくのだそうです。それでバラを観察していれば、ブドウの木が害虫にやられる前に害虫駆除ができる、というわけです。
と言っても、それは農業技術が低かった昔の話し。今ではバラが咲いているブドウ畑を見るのは珍しくなりました。
現在では、昔ながらの伝統を守りたいとか、バラが咲いているときれいだから、という理由で植えているのかも知れません。無農薬栽培と昔ながらの農法(月の満ち干によって農作業を行うなど)でブドウを育てる「BIO(ビオ)」と呼ばれる自然農業を行っている農家のブドウ畑かも知れませんね。
昔のブドウ畑では、桃の木を植えることもしていたそうです。これも、うどんこ病などの病気は桃の木の方に先につくので、それを見たらブドウの木を救うという目安にしていたのだそうです。
桃の木の方はバラとは違って木陰を作ってしまうせいか、今では見かけることがありません。それでも、ブルゴーニュの人たちには愛着がある木なのでしょうか。庭などにはよく「ブドウ畑の桃(Peche de vigne)」と呼ぶ木を植えています。
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ペッシュ・ド・ヴィーニュ (Peche de vigne)
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八百屋さんでは「ブドウ畑の桃(pêche de vigne)」という名の立派な桃を売っています。でも、ブドウ畑にあった桃の木は、上の写真のように小さな実をつけるものだったそうです。
この桃は皮も中身も紫がかった赤い色、つまりワインの澱の色(lie-de-vin)をしています。ちなみに「ワインの澱」というのは、ワインを醸造するときに樽に寝かせておくと沈殿する澱(おり)のこと。ボトルの底に澱が少し残るワインもありますね。その色を指します。ワインレッドと言っても良いのでしょうけれど。
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市販されているペッシュ・ド・ヴィーニュ(ブドウ畑の桃)
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作成:2003年10月 最終更新:2010年1月 |