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文書作成

Adobe Acrobat 8 Standard

2013年2月現在の情報
 使用OS: Windows 7
使用ソフト: Adobe Acrobat 8 Standard, Microsoft Office 2007
メーカーサイト: アドビ システムズ

 Excel文書の複数シートをPDFに変換する方法

したいこと: 複数のシートが入ったExcelファイルを、PCやiPhoneで閲覧するためのPDFを作る。文字は拡大して見れるので、シートは1ページに収まったものにしたい。

PDFに変換するために使うのはAdobe Acrobat 8 Standardである。

単純なExcelファイルならPDFにするのには問題がないのだが、大きな表をPDFにする必要があったので方法を検討してみた。
方法: 2つの方法があったが、どちらを使うかはケースによるだろう。
しかし、方法の方が問題なくPDFを作成できるように感じる。
実験に使ったExcelファイルは大きなデータが入っていたため、2番目の方法では不都合が発生したりもしたからだ。



レイアウトを整えてからPDFに変換する
全部のシート、あるいはPDFにするシートを選んで1つのPDFにすることも可能
シート数が多い場合には効率的

シートがうまく1ページに収まるようにレイアウトを整えてからPDFに変換するので、作業は2段階になる。
面倒なようであるが、全体を確認してからファイルを一括でPDFに変換するので、結局は能率的かもしれない。


PDFに変換する準備をExcelのファイルでする

Excelのシートが、それぞれ1ページとなるようにページのレイアウトをする

1. ヘッダーやフッターにシート名などを入れたかったら処理する。

挿入 ⇒ ヘッダーとフッター
「デザイン」のページが開き、ヘッダーかフッターに入れるものの選択ができる。


ヘッダーにシート名を入れた設定

2. シートがそれぞれ1ページに入るようにレイアウトを調整する。

表示 ⇒ ページ レイアウト ⇒ 改ページ プレビュー



「改ページ プレビュー」をクリックして開いた画面では、線をドラッグして1ページに収まるようにレイアウトを変更できる。

この操作は、シートの全てについて別々に行う必要がある。

3. 印刷プレビューで、1シートが1ページに収まっているかを確認する。
 ⇒ 印刷 ⇒ 印刷プレビュー


大きな表を小さくした場合には、数字が出ずに「######」となってしまっている場合があるので注意!
Excelの表の幅を広げ、プレビューで数字が出るようになったかを確認する。



AcrobatでPDFに変換する

1. タブの「Acrobat」をクリックして開いた画面で「PDFを作成」を選んでクリックする。




次の方法でも同じ作業になる。
「Acrobat」のタブが消えてしまっていた場合は、こちらでする。

 ⇒ 名前をつけて保存 ⇒ Adobe PDF



2. Acrobat PDFMakerが開くので、変換するシートを選んで追加する。あるいは、「すべてを追加」でも良い。



「PDFのシート」の枠内に変換したいシートが全て入ったか、順番も正しいかを確認する。

問題がなければ「PDFに変換」のボタンを押す。

3. ボタンをクリックすると、ポップアップウインドウがでる。



タグなど入れたつもりもないし、ここで「いいえ」をクリックすれば変換作業は中止されるだけである。つまりは選びようがないので、「はい」をクリックする。

すると、いよいよ変換OK。作られるPDFの名前や保存場所などを確認してくるので、「保存」をクリックすれば作業終了である。



足:
保存画面の下には「Adobe PDF 変換オプション」というものがある。



アイコンの部分をクリックしてみると、選択肢があることが分かる。



ここに「ワークシートを1ページに合わせる」というのがある。Excelファイルでページレイアウトはしなくても良かったのかと思って実験してみたが、レイアウトをしていなければシートを1ページにしてくれるほど親切なことはしてくれなかった!

さらに、次のようなメッセージが出て拒否されることもある。



「しおりを作成」は設定でしているのだが、これを選んでいるおかげで、作成されたPDFにはシート名の見出しがつく。



Acrobat PDFで印刷することにより変換する
単純なExcelシートならOKだが、これではうまくいかないケースもある
レイアウトをしながらPDFが作成できる(シートごとにPDFを作り、後で1つのPDFにまとめる)

1. PDFにするExcelファイルを開き、
 ⇒ 印刷 で、プリンタとして「Adobe PDF」を選ぶ。

印刷対象として、「ブック全体」を選べば、すべてのシートをPDFにすることができる。



「印刷プレビュー」で問題がないかチェックしよう。

何も選択を変更しなければ、「選択したシート」にクリックが入っており、そのまま「OK」すれば、1枚のシートしか入っていないPDFができてしまう。

シート1枚が1ページに収まるようにページレイアウトをしていなければ、1つのシートが何ページにも分かれた形でPDFになってしまう。

なお、大きなファイルの場合には「ブック全体」では消えてしまったシートが出た。

2. ページレイアウトを直す必要があるシートの場合:

面倒にはなるが、1シートずつレイアウトを直してPDFを作成し、それを後で統合して1つのPDFにするという方法をとることができる。

シートを開いて、1ページに収めたい部分を選択してハイライトする。

1.でした方法で印刷画面に戻り、印刷対象では「選択した部分」にクリックを入れる。それから「印刷プレビュー」をクリックする。



「ページ設定」をクリックし、次のように選択する。デフォルトでは「縦」の部分には数値が入っていないので、「1」と入れる。これは1度すれば設定が保存されるようだ。



「OK」をクリックしてから「印刷プレビュー」を閉じ、印刷する。

この場合には、シートごとにPDFを作成するので、後で1つのPDFにまとめる。



   



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