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パソコン操作・トラブル解決記録

ソフト:
プレゼン作成

Microsoft Excel 2007

2013年現在の情報
 使用OS: Windows 7
実装メモリ(RAM): 8GB
システムの種類: 64ビット オペレーション システム
使用ソフト: Microsoft Excel 2007

トラブル:

セルを結合した場合に生じる不都合、その解決策


例えば、次のような表を作りたい場合には、セルの結合を考える。

結果1 結果2 結果3
1番 10 100
2番 20 200 500
3番 50
4番 30 150
5番 40

Excelでセルを結合するのは、いとも簡単にできる。

セルを結合する方法
  • 結合したいセルを選択し、 [ホーム] タブにある [セルを結合して中央揃え] ボタンをクリックする。
  • 結合したいセルを選択して右クリックし、 [セルの書式設定]にある [配置] タブを開いて、 [セルを結合する] にチェックを入れる。

このような表をWordで作成するときは全く問題は発生しないと思うのだが、Excelですると問題が生じる。しかも、色々なところで不都合が発生するようなのだ。


セルを結合すると、色々なところで問題が生じる
2013年11月情報

セルを結合したためにおこった不都合で、まず困ったのは、行の高さを自動的に整えることが全く不可能であった。

さらに、何かしようとしたとき、次のメッセージが出てくることもある。



ここでヘルプの内容を表示させると、次のように書いてあった。

このメッセージは、次の条件のいずれかが原因で発生します:

  • 結合セルに、サイズが一致しないセル範囲を貼り付けようとしています。たとえば、8 つのセルの結合セルに 6 つのセルの結合セルを貼り付けようとすると、メッセージが表示されます。この問題を解決するには、結合セルと同じサイズのセルをコピーして貼り付けてください。
  • 結合セルを含む列または行を切り取りまたは削除した。
  • 結合セルを含む列または行の内容をクリアした。
  • 結合セルを含む行にフィルタを適用し、結合セルを削除しようとした。

切り取りや削除に関する問題を解決するには、結合セルを分割し、切り取り、削除、またはクリアを再度実行してください。結合セルを分割するには、以下を実行してください。:

  1. 結合セルを選択します。
  2. [ホーム] タブの [配置] グループにある [セルを結合して中央揃え] をクリックします。

注意  結合セルを分割する場合、結合セルのデータは、分割された左上または右上のセルに書き出され (現在の表示方向によって異なります)、その他のセルは空白となります。



作成画面(標準、ページレイアウトビューともに)ではセルに文字がきれいに入っているのに、印刷すると(印刷ビューでも同じ)欠けた文字ができた行があったのだが、結合したセルがあったことが原因だったのかもしれない。この場合、直して文字が収まるようにしても、いつの間にかおかしくなってしまっていた。

問題が発生しているので解決策を検索してみると、セルを結合した場合には問題が無数に生じているのを知った。目に見えるところで不都合が生じているなら良いのだが、計算などが狂ってしまっているのなどはどうしようもないではないか?!

マクロなどを使って不都合を解消したりはできないレベルの私は、Excelではセルを結合しないようにするのが一番だ、と結論した。


セルの結合をせずに済ませる方法として、あたかもセルが結合しているかのように見せるという解決策もあった。




あたかもセルを結合させたかのようにする方法
2013年11月情報

セルを結合した場合には様々な問題が発生する。あたかもセルを結合したように見えながら、実際には結合していないという処理の方法があった。

まず、結合したいセルに数値を入れ、右クリックで「セルの書式設定」を選ぶ。
開いたページで、「セルを結合する」にチェックを入れることはせず、[横位置]をプルダウンさせ、選択肢の中にある「選択範囲内で中央」を選ぶ。



この設定で[OK]をクリックすれば、セルを結合したときと全く同じように表示される。

元の表を作るときには、結合する予定のところは空欄にして、普通にデータを入れていく(下の図のA)。ただし、少しだけ注意しなければならないことがある。結合したいセルの左から1番目のところにデータを入れなければならないのだ。

例えば、Excelので次の図のAのようにデータを入れたとしよう。ここで問題が発生するのは、「3番」とした行である。

普通にセルを結合するなら、全く問題はない(B参照)。しかし、「選択範囲内で中央」として結合したように見せかけたとき、データを中央にれてしまっていると、データを入れた前のセルとは結合できないのだ(C-1参照)。Aの表で「5番」にした行はうまくいくのだが、「3番」は失敗する。



結合したいセルは、始めのセルにデータを入れれば良いというだけだ。

結合していないのにそう見えるというのは奇妙である。しかし、結合したように見せかけたセルにカーソルを入れてみると、別々に入るのだから結合はしていないのだと分かる。結合していないのだから、セルの色も別々に入れることができてしまう。



奇妙なことがおこるので、C-3を入れた。この結合したように見えるセルでは、ピンクの部分にデータが入っているのだから、そこでデータを削除すれば「50」の数字が消えるのが当然だ。ところが、半分の数字が青のセルにも残ったままになっている。上書き保存をしただけでは消えないのだが、ファイルを閉じてから開きなおすと消えた。薄気味悪いし、いつかまた復活してくるのではないかと不安でもある...。

結合しているかのようなセルに別々の塗りつぶしの色を入れることができたのだから、結合したかのように見えるセルで、本来は空白のセルにデータを入力することもできる。すると、セルは分割されて、罫線も現れる。入れたデータを削除すれば、また元のように結合しているかのような体裁になる。


セルを結合したために生じる不都合をなくせるので便利な方法なのだが、欠点がある。セルが結合したように見せかけるのは、横方向にしかできないことだ。また、文字は中央にしか入らない。数字を入れる表なら良いが、文章を入れるときなど、適さないケースがある。

参考になったサイト
PC Online:
セル結合ばかりじゃ芸がない





作成画面で見るレイアウトと、印刷結果が異なる問題
2013年11月情報

ページレイアウトビューはExcel2007からできた。ページの区切りなどを指定した後、印刷されるときのような体裁のページなのだが、そこで編集をすることができる。

非常に便利な機能ではあるが、印刷画面と完全には一致しないのが問題だ。結局は、印刷ビューで確認するか、実際に印刷して問題がないかをチェックする必要がある。

なお、ページレイアウトビューで表示させるには、リボンの[表示]タブから指定できる。



PC Online:
画期的な新機能ページレイアウトビュー:エクセル《Office2007プレビュー》

Excelの表示と印刷の不一致を回避する
※ 等幅フォントを使用を使用することによって回避できるとしている。すなわち、MSPゴシックではなくMSゴシックを使用する。

   



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