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パソコン操作・トラブル解決記録

ブラウザ:

Internet Explorer 9

2011年12月現在の情報
 使用OS:  Windows Vista  / Windows 7
使用ソフト:  IE 9

 Internet Explorer 9(IE 9)の不都合:
 従来のIEと同様にドラッグ&ドロップでWebサイトへのショートカットを作成する方法

したいこと: IE8のときのように、デスクトップなどにウエーブペーのアイコン付きショートカットをドラッグして作りたい。

トラブル:

URLのファビコンをドラッグすると、そのページのタブが消えてショートカットのページだけが別の画面で表示されてしまう。したいのはショートカットとしてリンクを保存しておきたいのであって、読みたいのではないのだ。しかも、開いたページには本来の機能が欠けている。

ポイント: 従来のIEで作られたインターネット・ショートカットはInternet ShortCut(拡張子 は.url)であるが、IE9で作成されるのはPinned Site ShortCut(拡張子は.website)で、両者は異なる。

解決方法: Internet Explorer 8までと同じようにURLのショートカットを作りたいときには、Shiftを押しながらファビコンをドラッグすれば良い。
その他にも、ページの上で右クリックで「ショートカットの作成」をする、拡張子を変えるという方法もある。


 IE9でドラッグしてショートカットを作ると、新しいページが開いてしまう

何か調べものをしているとき愛用している方法がある。インターネットで検索をして、目ぼしい情報が出てきたページが出てきたらアドレスを保存しておき、後でゆっくり読んで不要なものは削除していく。最後に残ったページはじっくり読む。

このとき「お気に入り」に入れても良いのだが、ずらりと並んでしまうと後で拾いだしにくい。保存したい情報を幾つかのカテゴリーに分けてリンクを整理しておくと便利である。それで愛用しているのがリンクを外に取り出しておくという方法だ。

Internet Explorerで開いたページのリンクをとっておきたいとき、画面の左上にあるURLの前についたファビコンをデスクトップにドラッグするとショートカットができる。



デスクトップに情報を保存するフォルダをつくり、その中にカテゴリーの名をつけたフォルダを作っておくと、リンクを分類しながら入れていくことができる。

ところが、IE9を使うようになったら不愉快なことが発生するようになった。ドラッグでリンクを作ると、そのページが外に飛び出して消え、新たにそのリンクでページを開いてしまうのだ。IE8までは、ショートカットを作っただけのことで、そのまま作業を続けられたのだが、IE9では面倒きわまりない!

ショートカットを作ったページは、IE8まではそのまま残っていたのだが、IE9ではショートカットができたとたんに閉じて消えてしまう。機械的にショートカットをたくさんとっていると、ウインドウが幾つもできてしまうわけで、自分が何をしていたのか分からなくなる!

しかも、ショートカットを作ったときにできるウインドウが奇妙なのだ。

下は普通に使っているときのIE9の画面である。


ショートカットを作ったときに開くウインドウにはメニューバーなどがないので驚いた。しかし、上の空白のところで右クリックすればメニューバー、お気に入りバー、ステータスバーなどを出せる。また、右上の☆印から「お気に入り」を左に表示させることも可能だ。



一度その設定をすれば、次に開いたときには指定したバーが入ってくる。しかし、そうすると、もともと見ていたページなのか、ショートリンクで開いたページなのかは分からなくなって混乱する。左上にある矢印ボタンの左に開いているサイトのファビコンが表jいされている。矢印ボタンの色も変わっている。そして、今までページを開きながら作っていたタブはなくなっており、ショートカットを作ったものだけがタブになっているという違いはあるのだが。

しかも、小ウインドウで設定されるもの以外、つまりGoogleバー、PDF変換ソフトなどのアドオンは出しようがない! 開いてしまったからと眺めていて、何かしようとすると不便が生じる。URLをコピーして、普通に開いているIE9のアドレスに張り付ければ良いわけだが、そんな面倒なことをさせられるのはたまらない。



独立してこれを使えるというメリットはあるのだろうが、私には次々と閲覧してピックアップしたページのリンクを保存しながら閲覧を続けられないのがどうにも不愉快である。何とか今までのようにショートカットをとれる方法がないのか調べてみると、意外なことが分かった。


 IE9のショートカットは新しい拡張子だった: url と website

ドラッグしてショートカットを作ったとき、例えばデスクトップ上で見るとアイコンは以前のものと全く変わりがない。しかし、拡張子が異なるのだそうだ。


従来のウエーブページでは、ショートカットの拡張子は「.url」。IE9でドラッグして作ったショートカットの拡張子は「.website」だった。上に入れたのは違いが分かるかとファイル名に拡張子を入れてみただけのものである。普通はファイル名しか見えないので、右クリックでプロパティで確認してみないと拡張子が何になっているのかは分からない。

IE9で作ったショートカット(Pinned Site Shortcutと呼ばれる)「website」をクリックして開くと、通常の開き方はしない。ショートカットを作ったときに自動的に開いてくるものと同様である。ややっこしいではおないか?!

しかも、この拡張子はIE9からできたので、以前のバージョンを使っているパソコンで開こうとしても開かない! 拡張子を書き換えれば開けるらしいが、そんなことをするのは面倒だ。


 以前と同じショートカットを作りたいなら、Shiftキーを押しながらドラッグする

Shuftキーを押しながらドラッグすれば良い問題は解決する。その他にも拡張子「.url」のショートカットを作れる方法があった。

IE9前のようなショートカットを作る方法

  1. 任意の場所に作りたいとき: Shiftキーを押しながらドラッグする

  2. デスクトップ上に作るとき: ページの上で右クリックで「ショートカットの作成」
    AltキーとFキーを押しても同じ。ただし、デスクトップにしかショートカットは作れない。

  3. 拡張子をwebsiteからurlに変更する
    「メモ帳」を起動し、変換したいファイルを開き(「すべてのファイル」で検索すること)、「名前を付けて保存」でファイル名の最後に[.url]を付ける。
    この方法で変換すれば、IE9で普通に作ったショートカットをIE9がインストールされていないPCでも開くことができる。


サイト内リンク(IE9に関連した記事):
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外部リンク:
Internet Explorer 9 - Microsoft Windows ⇒ Internet Explorer 9 の機能
IE9で従来と同じインターネット・ショートカットを作成する



ひとりごと:
Vistaを使っていたときにIE9をインストールしたが使い勝手が気に入らず、すぐにアンインストールした。ところがWindows7のPCに乗り換えたら初めからIE9が搭載されていたのでアンインストールしてその前のバージョンに戻るのは不可能ではないかと思った。

頻繁に使っていたのがドラッグでショートカットを入れたリンク集だったので、IE9の余計なおせっかいは耐え難かった。しかたがないので、ワードにURLをコピーして貼り付ける方法に切り替えたのだが、ただリンクを保存しておきたいときなどにはドラッグできないのが不便であった。

Shiftキーを押しながらドラッグすれば良いと知って救われた。それがなかったら、どうすれば良いかと悩んでしまうところだった。それにしても、Microsoftはおせっかいが多すぎる!


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