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パソコン操作・トラブル解決記録

Microsoft Office:

Outlookのトラブル


2013年2月現在の情報
使用OS: Windows 7
使用ソフト: Office 2007、iCloud
関連機器: iPhone 4s、iPhone 5

Outlookでメール送信ができなくなったときの解決法 (iCloud)

トラブル状況: Outlook 2007でメールの送信が突然できなくなった。
作成したメールは直ちに送信せず、いったん「送信トレイ」に入れ、それから「送受信」ボタンで送信するように設定して使っている。
送受信ボタンを押してもメールは「送信トレイ」に残って送信されない。
トラブルの原因: iCloudを使ってOutlookの連絡帳をiPhoneに同期させたことが原因であった。
解決方法: iphoneと同期させた後にOutlookの中にできたアドイン「iCloud Outlook Add-in 」を削除し、さらにた。
備考: 連絡先をOutlookとiPhoneで同期させておいても問題がない方法もあるのかもしれないが見つけていない。


問題発生、試してみたこと:

パソコンにインストールしてあるOutlookの連絡先をiCloudでiPhoneに同期すると、実にみごとにiPhoneに連絡先が入った。

ところが、Outlookのフォルダの様子が変わってしまったので驚いた。
参考リンク: iCloud と同期後、Outlook の 連絡先(アドレス帳)/予定表/タスクが消える

これはOutlookの中にiCloudのフォルダができて、そこにデータが移動してしまっただけのことなのだが、もっと致命的な不都合が発生した。

Outlookからメールが送信できなくなってしまったのである!

[送信トレイ]を見ると、これから送信しようとしているメールは「日付:今日」の中にあり、宛先やタイトルは斜体になるはずである。

ところが、送信しようとしたメールは「日付:なし」の中に入っており、その下にある宛名や件名の文字は斜体ではない。

再びメールを開いて「送信」ボタンを押せば、普通は斜体の文字になるはずなのだが、症状は同じである。

斜体になっていないメールを残して、別のメールを作ると、それは「日付:今日」の下で正常に斜体になって表示され、これは送信できる。つまり、いつも送信できないメールを自分あてに作って残しておき、本当に送りたいメールを作って送れば良いのかもしれない。しかし、それでは気持ち悪いので解決方法を探した。

iCloudが原因だろうと思ったので、パソコンのiCloudでログアウトしたが、これでは解決しない。



iCloudのアドインが原因だとして解決:

インターネットで検索すると、多くの人が同じ問題を抱えていた。色々な対処が書かれていたのだが、どれを試しても効果はない。参考になったのは次のページだ。

参考リンク: 送信トレイにあるメールをクリックすると、送信日時が”なし” になり、送信ボタンを押しても送信できない

Outlookの中に「iCloud Outlook Add-in 」という名のアドインができてしまったことが原因なのだと特定した。

Outlookで次のように確認すると、このアドインが出来ているのが分かる:
ツール ⇒ セキュリティー センター ⇒ アドイン


Outlookを操作するので、大事な連絡帳はバックアップした。
さらに、iCloudのフォルダーの内容を保存フォルダーを作ってコピーして入れた。


[設定]ボタンを押してアドインを解除しようとすると、私は管理者ではないので拒否される!

管理者としてOutlookを起動する必要がある

参考サイト: Word:「このアドインは、このコンピュータのすべてのユーザーが使用できるようにインストールされています。管理者のみがこのアドインを接続または接続解除できます」というメッセージが表示され、アドインの設定変更ができない。

私の場合(Wondows 7)では次の場所に入っていた:
Cドライブ ⇒ Program Files (x86) ⇒ Microsoft Office ⇒ Office12 ⇒ OUTLOOK

Outlookのフォルダ内にある「OUTLOOK」のアイコンを右クリックし、「管理者として実行」をクリック。

これで拒否されることなくアドイン「iCloud Outlook Add-in」を消すことができた。

アドインの削除方法:
  1. リボンにある「ツール」ボタンをクリック
  2. 開いた窓で「セキュリティー センター」を選んでクリック
  3. 左欄の「アドイン」をクリック
  4. ページ下にある「COM アドイン」の右にある「設定」ボタンをクリック
  5. 開いた窓「アクティブなアプリケーション アドイン」として並んでいる中に「iCloud Outlook アドイン」があるので、そこを選択してハイライトさせてから「削除」ボタンを押す。


設定ボタンを押して開いたページで、クリックを外してから「OK」を押しただけでは、また「iCloud Outlook Add-in」が復活していた。そのために、「iCloud Outlook アドイン」を選んでハイライトさせてから「削除」ボタンを押してしまったのである。これで解決。




「iCloud Outlook Add-in」を削除したら、Outlookの画面左側にあったiCloudのフォルダーが消えた。連絡先をコピーして残しておいたから良かったが、それをしていなかったら連絡先は消えてしまったはずだ

これでメールは正常に送信できるようになった。iCloudと同期ができなくなったわけだが、同期はたまにすれば良いのだから、毎日使うメール送信の機能を優先することにした。

参考サイト:

【ICloud Outlook Navi -利用方法と トラブルシューティング-】

【iCloudに関する情報リンク】


ひとりごと:

メールソフトはOutlook Express、続いてWindowsメールを使っていた。Windows 7になったらWindows Live メールを使わなければならなくなったので、Outlookに切り替えようかと思ったが、両方とも気に入らないので止めた。

Thunderbirdを使うことにしたのだが、念のためにOutlookでもメールの保存だけはしている。従って、Outlookで送信できないのは問題ではないのだが、気になるので調べてみた。とはいっても、Outlookはあくまでどうでも良いので、それほど調べてはいない。

Outlookの連絡先をiPhoneと同期しておける方法があるのかもしれないが、変になるのが怖いので同期は切っている。
どうもiCloudは曲者である...。

追記:
iTunesを使ってPCとiPhoneを同期しようとしたら、iCloudの更新プログラムがあると出てきた。Outlookとの問題がなくなるのかと思ってアップデートしたのがいけなかったらしい。またOutlookでメールが送れなくなった。ここに書いた同じ方法で処理して問題解決した。

その後しばらくしてからチェックしてみると、また「iCloud Outlook アドイン」が「アクティブなアプリケーション アドイン」のリストに入ってしまっていた! 今度は「iTunes Outlook アドイン」も削除して様子をみることにした。


   



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