目次
パソコン操作・トラブル解決記録

ソフト:
プレゼン作成

Microsoft PowerPoint 2007

2010年12月現在の情報
 使用OS: Windows Vista
使用ソフト: Microsoft PowerPoint 2007
メーカーサイト: マイクロソフト

一般的な作業:

スライド(プレゼン画面、印刷画面)と配布資料(スライドのみ、スライドとノートで1ページの印刷ページ)を統一した形式で作成できる設定をする方法

したいこと: PowerPointファイルの中のスライド画面および配布資料の体裁が統一するように設定する。

設定する場面:
項目 設定できること
フッターの挿入 スライド、配布資料(スライドのみ、スライドとノート)に自動的に入れる項目を設定する。
  • 印刷の日付、スライド番号、ヘッダーやフッターに入れる文字(コピーライトなど)
スライドマスタ: プレゼンで見せる全てのスライドに適用される。
  • タイトルと本文の文字(フォントの種類や大きさ)が全て同じにする
  • フッターに入れる項目の位置やフォントなど
ノートマスタ: スライドの下にノートが入った1ページになる資料を配布する場合:
  • コピーライトやページ番号が自動的に入れる
  • ノートに入る枠の大きさを決める
配布資料マスタ: スライドを何枚か入れたページを配布する場合の設定:
  • 1ページに入れるスライド数(印刷時に設定することも可能)
  • スライドの向き、ページの向き
  • 自動的に入るヘッダーとフッター(コピーライト、ページ番号など)の位置とフォント

設定項目:
  • フォントの種類とサイズ
  • ページの下に、コピーライト、連番のページ番号、印刷日付などを付ける
ポイント:
  • 使うのは、リボンの「表示」タブと「挿入」タブ
  • 新たにPowerPointを作成する前に設定しておいた方が良い(特にフォントの設定)


フッターの自動挿入(スライド番号、コピーライトなど)の設定
スライドや配布資料に番号、コピーライト、印刷年月日などを自動的に入れたいときの設定

(1) 作業するPowerPointファイルを開き、リボンの[挿入]タブを押し(図 1の赤枠)、開いた画面で「ヘッダーとフッター(黄色丸)」ないし「スライド番号(青丸)」をクリックする。

図 1:


(2) ヘッダーとフッター」の窓が開く。

図 2:


ここで、スライド、ノート、配布資料に自動的に入れるフッター(日付、ナンバー、コピーライトなど)の指定ができる。

プレビューのスライド画面の下に3カ所の枠ができているかを確認する (注 1)。

【スライドの設定の例】
スライドにナンバーを連番のページナンバー、フッターにコピーライトとして社名を入れるが、日付は入れないことにした場合は、次のように操作する。

(a) 「ヘッダーとフッター」の窓(図1)で、[スライド]のタブを開く。
(b) 日付と時刻」にはクリックが入っていないことを確認する。
(c) スライド番号」にクリックを入れる。
*番号が入る位置は、プレビューで黒くハイライトされるはずなので確認する。
(d) フッター」にクリックを入れ、フッターの下の空欄にコピーライトとして入れる社名を入力する。
(e) スライドに番号やフッターを入れる設定にしたとき、表紙のスライドにそれが入るのは避けたい場合には、「タイトルスライドに表示しない」にクリックを入れておく。
(f) 「すべてに適用」ボタンを押す。
*確認: 窓を閉じてから、もう一度同じ窓を開いてみる。入力した文字が入っていればOK。

[ノートと配布資料]の方も同様に設定する。

【注 1】
(a)でフッターの位置ができていない場合には、(f)の確認作業で再び窓を開けたときに、入力した文字は消えているはずである。これは、フッターの指定が正常の形でされなかったファイルであったことを意味する。次のステップで「ノートマスタ」の設定で確認してからやり直すこと。



スライドマスタの設定
スライド全体を統一する(フォント、作業枠の位置など)

(1) リボンで[表示]タブをクリックする(図1の赤丸)。

図 3:

(2) スライドマスタ」をクリックする(図1の黄色丸)。
(3) 設定画面が表示される。
左にあるスライドの中で1番上にある大きなスライドをクリックする(図 2の赤矢印)。

図 4:

(4) 右側のトップには「マスタ タイトルの書式設定」と書かれている。この画面でフォントの種類やサイズを設定する。
*フォントを変更するには、リボンの「スライドマスタ(緑枠)」の右にある「ホーム」を選択すれば作業できる。元の設定画面に戻るには「スライドマスタ(緑枠)」をクリック。
*レイアウトの枠の幅や位置を変更することもできるが、そのままで良いであろう。
(5) 設定が終わったら、リボンの右端にある赤いX印ボタン(マスタ表示を閉じる)をクリックする。



ノートマスタの設定
スライドや配布資料に番号、コピーライト、印刷年月日などを自動的に入れたいときの設定

(a) リボンの[表示(赤枠)]タブを開き、「ノートマスタ(黄色丸)」をクリックする。

図 5:


すると、次のような画面となる。

図 6:


(b) 挿入する項目を決定する:

スライドとノートを1ページにおさめた配布資料を印刷するときには、ここで赤枠で囲んだ部分(プレースホルダ)でクリックが入れてあるものが用紙に印字される。

印字されたくないものはクリックをはずす(上の図では日付をなしにしている)。
(c) 文字のサイズと位置を設定する:

ヘッダーととフッターに入る項目の位置、文字の変更(フォントの種類とサイズ)を変更する。
デフォルトのままだとフォントのサイズが大きすぎる。

枠の位置を変更したいとき: ドラッグで動かす。

文字の大きさやサイズを変更したいとき:
リボンでは「ノートマスタ」が開いているので、右隣の[ホーム]タブを開く。それから直したい部分にカーソルを入れて作業し、終わったらまた[ノートマスタ]のタブクリックして戻る。



配布資料マスタの設定
スライドを何枚か入れた配布資料を印刷するときの設定

(1) リボンの[表示]タブを開き、「配布資料マスタ」をクリックする(図 5の画面)。
(2) 開いた窓で、の(2)でフッターとして入れるように指定した文字(例ではコピーライト)が表示されているかを確認する。
ヘッダーとフッターが入る位置、フォントの大きさ、フォントの種類を、必要があれば訂正する。
(3) 設定が終わったら、リボンの右端にある赤いX印ボタン(マスタ表示を閉じる)をクリックする。



これからも、ここで設定した形式のPowerPointファイルを使うのであれば、この設定をテンプレートとして登録しておくと便利である。



ひとりごと:
現在ではMicrosoft Office 2010が出たが、アップグレードする必要性を感じないので、2007を使っている。

Office 2007を使い始めたときは自分でツールバーをカスタマイズできなくなったので不愉快だった。しかし、少ししたら慣れてしまった。拒絶反応を持ったのだが、使いやすいのかも知れない。

Microsoft Office Home and Business 2010
通常版 [パッケージ]

   



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