アマドロコ  Sceau de Salomon


アマドロコ
Sceau de Salomon
 毎年の慣例でスズランを森に探しに行くのですが、そのときに見かけるのがこの花です。なるほどスズラン科の植物なのだそうです。

 背丈は40〜80センチになります。茎もしっかりしていて魅力的な花だと思うのですが、スズランを探しているフランス人たちには見向きもされないようです。

 開花期は5月から6月。

 フランス語の名前は「ソロモンの印璽(いんじ)」。ソロモンとは、父ダビデとともに古代イスラエルの黄金時代を築きあげた人物です。

 「ソロモンの印璽」という通称がついているのは、この植物の横に伸びる根の部分に前の年月の茎のあとがついているからだとという記述がありました。ソロモンの印章というのは、あのイスラエルの国旗に使われているダビデの星のことでしょうか? でも、根を見ても、それらしき形は見えませんでした・・・。

 根の部分は乾燥させて、打撲や皮下出欠などきく薬となるそうですが、なんとなく魔女の世界の薬のような感じがしてしまいます・・・。
更新: 2004年5月



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