トウダイグサ属
Euphorbe petit cyprès

 トウダイグサ属の草(euphorbe)はどうということのない、どこにでもある雑草なのですが、中には私の目にとまる種類があります。

 名前に「小さなイトスギ(petit cyprès)」とついている種類の草です。

 一番はじめは、春先に小さな野の花々を活けるときに使う葉ものとして。スギナのような感じがしてきれいな葉だと思います。

 5月ころになると黄色と緑の葉のような花がつきますが、余り面白みはありません。

 それが夏になると、花はピンク色に変わって、同じ草かと驚くほど見事になります。観葉植物にしたら良いと思うような色合いです。

Euphorbe petit cyprès (Euphorbia cyparissias)
 日本語でトウダイグサといわれるのは、昔の灯台の形に似ているからなのだとか。茎を切る出る白い液は有毒なのだそうです。
作成:2004年7月
Home