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薄気味悪い色や形の毒キノコがありますが、生え方が不気味なキノコもあります。 草原や芝生の上に、コンパスで測って円を描いたように生えるキノコがあるのです。「魔法使いの輪」と呼ばれているキノコです。月夜の晩に、森の妖精とか、魔法使いたちが輪になって踊るというイメージ。なんとなく不気味なのです・・・。 下の写真で、地面に円を描いて白いキノコが生えているのが見えるでしょうか? |
7月下旬に旅行したときに泊まったお城のB&B民宿の庭を夕方散歩していたら、キノコが円形に生えているのを見つけたので撮影しました。 キノコをアップにしたのが右の写真です。 「魔女の輪」というのはキノコの形に対して言われること。faux-mousseron とか mousseron d'automne という食用キノコがこの形に生えていることが多いようなのですが、何となく薄気味悪くて、食べるために収穫しようという気にはなりません・・・。 イギリスでは、この魔女の輪というキノコの生え方が直径3マイル(4.8Km)にもなっていたケースが記録されているそうです! |
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キノコが生えていた城は18世紀の建物でした。 先祖代々の生活が感じられる城に泊まるのが好きなのですが、このキノコのおかげで何となく不気味に見えてきてしまいました。 考えてみれば何百年もの間に、何があったか分かりません。フランス革命のときには城主がギロチンにかけられた・・・、などという話しも聞いたりしてしまうのですから。 廊下、サロン、寝室も、壁はご先祖たちの写真で埋めつくされていました。私の寝室は、暖炉の上に古びた鹿の頭の剥製。ベッドの上にはご先祖らしい女性の写真。できるだけ剥製や写真は見ないようにして寝ました! |
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作成:2004年7月 |
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