ササクレヒトヨタケ  coprin chevelu
 秋の草むらや牧場などで、このキノコを時々見かけます。

 キノコ図鑑によれば、食用として美味しい部類に入っているのですが、どうも食欲を誘わないので食べたことがありません。

 10月に利用した貸し別荘型民宿の庭の一角にある空き地に、この奇妙なキノコがたくさん生えていたので写真をとってみました。

 オレンジ色の枠に入っているのが食べごろの姿。ササクレだった表面の少し長細い卵形。すぐに足が伸びてきてキノコ風になります。草むらの写真で後ろ中央に見えるのは、黒くなってしまっていて食用には相応しくない姿です。伸びると12〜18cmくらいの背丈になります。それからは溶けて、黒い墨のような液になってしまいます。

 生えたばかりのきれいな姿のキノコを見つけて収穫するにしても、とってから2〜3時間のうちに調理しないと黒くなって食べられなくなってしまいます。
作成: 2003年10月



Home