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ところでボク弟のロマネは、「ティティ」という愛称でも呼ばれています。別にロマネ・コンティの最後をとった愛称でもないと思う。ティティ(titi)は、フランス語では「ちびちゃん」くらいの意味があって、ちっちゃな子は、人間でもティティって呼ばれるから。
家に人が遊びに来ると、ロマネの方ばかりほめます。毛並みが珍しいんだって。ネコでも人間でも、姿かたちばかりじゃないのにね。でも、一緒に住んでいる人間たちは、ボクはすごく性格が良いと言ってくれます。
ボクの愛称はポンポン。小さかったときから、「ティティ」と呼ばれたことがなかった。ボクはドデュで、弟の方はチビだったからだと思う。
「ドデュ(dodu)」っていうのは、フランス語で、太り気味っていう感じ。つまり、ふっくらしていて、柔らかい感じ。悪い意味じゃないんだよ。「デブ」なんて言うのよりは、ずっと親しみを持って言われるんだから!
ブルゴーニュじゃ、ボクみたいに太り気味の方が好感を持たれるんだ。なにしろ、食道楽の国だからね。
ボクの家主さんなんかも、「やせた人をみても、バカにしちゃいけないよ。彼だって、昔は太っていたかも知れないんだから」なんて言ってます。
ボクをモデルにしたのではないかと思われる作品。
フランス絵画に詳しい人だったら、
ああ、あの絵だ!と分かってくれるでしょう? |
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この夏、ボクたちは日本からのプレゼントをもらいました。庭で昼寝するときのための傘なのだと言われました。
のん気な弟のロマネは、この傘がすっかり気に入ったようです。その下にわざとらしく置かれた木のカゴに入って、すぐに眠り込んでしまいました。
ボクは、何となく馴染めませんでした。それでも、新しいものがあると探求してみたい!というネコ独特の習性がボクにもあるので、傘のそばに行ってみました。
すると、「絵になる!」とか言われて、この写真を撮られてしまいました。そばに咲いていた大きなピンク色のバラの花を切って、わざとらしく置いてみたりしたして・・・。ちょっと「やらせ」の写真だと思われませんか? それでボクは、わざとそっぽを向いてみました。
そしたら、「日本のお芝居に、こんなポーズがある!」などと、喜ばれてしまいました。旅人が空を見上げて、何か言うんだそうです。そんなお芝居、あるんですか?!
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ボクを後ろから見ると8の字型をしているので面白い、などとも言われました。
8っていう数字は、上の○も下の○も同じ大きさだと思うけど...。
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次は、ボクの弟のロマネがおしゃべりします |
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