どんな食材を、どのくらい食べているか

 フランス人の家計に占める食費の割合は14%(2003年)。40年前に比べると半減しています。食事が粗末になったのではなくて、生活水準があがったと見るべきです。

 フランス人は、食べる楽しみと健康に良いという条件を満たす食事を望むようになったと言われます。家畜の臓物を料理することは減って、その代わりに洗練された食材を使うようになっています。ワインも消費は大きく減ったのですが、安いワインが減ったのに対して、高級ワインの消費は増加しています。


 下の表は30年前と比べた消費量です。パンやジャガイモなどお腹にたまるものの消費が減り、また砂糖もかなり減っています。
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食品の年間消費量 (1人当たり)
単位: Kg ないし リットル
食品名 1970年 2001年
 パン 80.6 60.1
 ジャガイモ 95.6 68.2
 生鮮野菜 70.4 90.6
 牛肉 15.6 14.3
 家禽類肉 14.2 23.7
 卵 11.5 14.9
 魚介類 9.9 14.1
 牛乳 95.2 66.2
 チーズ 13.8 19.3
 ヨーグルト 8.6 20.8
 食料油 8.1 14.8
 砂糖 20.4 6.8
 普及ワイン 95.6 33.7
 上質ワイン(AOC) 8.0 27.1
 ビール 41.4 33.3
 ミネラルウォーター、天然水 39.9 149.7
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作成: 2005年2月
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