スズラン  Muguet

 4月末になると、森にはスズランの花畑が広がります。黄スイセンとともにフランス人が森で摘むのを好む花です。でも、おそらくスズランの方が人気があると思います。

 5月1日には、一年の幸せを祈って、スズランの花を大事な人に贈るという習慣もあるからでしょう。

 スズランを摘んでいると、甘い香りがただよっています。森に咲くスズランの花は、お花屋さんで売っているものより香りが強いのです。

 森でスズランを摘まないと、なんとなく1年が味気なくなってしまうような気がして、私もスズランをたくさん摘んで花瓶にいけました。


朝市でスズランの花束を売る少年
 4月後半になると、スズランを探しに行けない人たちのために、森で摘んだスズランの花束を売る人たちが現れます。

 ところで5月1日には他の風習もあります。「ブルゴーニュの日々」のコーナーでは、フランスの5月1日を紹介しています
更新: 2004年5月



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