ボージョレー・ワイン醸造農家のガーデンパーティ
Mâchon beaujolais




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いつも買い付けをしているボージョレーのワイン醸造農家は、毎年、聖霊降臨の祝日がある週末に、お得意さんたちを招待してガーデンパーティを開きます。

このキリスト教の祭日は復活祭の後7週間目の日曜日ですので、いつ来るかは年によって違います。まだ肌寒い春だったり、6月の美しい時期だったりします。

初めはこの祭日のある週末だけだったのですが、年々やって来る人が多くなってので、この時期に2回の週末で行うようになりました。

参加費はなし。お得意さんでない友人も連れて行けますし、通りかかった人も立ち寄って良いのです。ほとんどの人がワインを買うので、それで良いのでしょう。この農家では、その年に売るべきワインをこの時にほとんどさばいてしまうそうです。



ボージョレーのブドウ畑(6月):
冬には枯れ木のようだったブドウの木も、
瞬く間に葉が茂ってきました。


ガーデンパーティなどと言ってしまいましたが、農家の庭で行われるからそう表現しただけです。気取ったパーティではありません。前菜はハム・ソーセージ類やサラダ、メイン料理はバーベキューとフライド・ポテト、チーズというメニューのことが多いです。なぜかデザートが出ないので、いつも私たちは誰かがケーキを用意することにしています。

もちろんワインは飲み放題!

ごくシンプルな料理ですが、大勢の人たちのための食事、しかも大食漢のフランス人たちを満足させるのですから、準備をする農家ではご近所や友人たちが総出で準備しています。

こんな風に大勢が集まる食事会では、経費を節約するために質の低いものが出ることもあるのですが、この農家ではいつもおいしい食材を選んでいるので感心してしまいます。チーズも、おいしいヤギのチーズを作っている近くの農家のものが出ます。

このボージョレーの農家にはいつも友人たち10数名で押しかけます。大勢で行った方が楽しいのです。昼頃に行って、夕方まで過ごします。それから私たちは、別のワイン醸造農家に行って白ワインを買い付けることにしています。このボージョレーの農家では赤ワインしかつくっていませんので。


6月のボージョレー
見渡す限りブドウ畑です!





作成: 2003年6月



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