ホワイトアスパラガスの季節

Saison des asperges

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春を訪れを告げるホワイトアスパラガス

春になると南の方で生産されるアスパラガスがお店にならぶようになりますが、ブルゴーニュでは地元産が食べられるようになるのは4月も中旬過ぎ。ピークは5月に入ってからで、6月いっぱい味わえます。

市場にはアスパラガスが山積みになります。

ディジョンの朝市に並んだホワイトアスパラガス
左側にあるのはRuffeyという地元最高のアスパラガスで、1キロ700円くらい。
右側は普通のアスパラガスで、1束300円弱。
(2004年5月下旬撮影)

フランスで圧倒的に見かけるのはホワイトアスパラガス

フランスで普通に食べるアスパラガスは白いものの方です。緑のアスパラガスも少しは売っています。でも春に食べるのは、なんと言ってもホワイトアスパラガス!

私がよく食べるホワイトアスパラガスは、穂先が緑と紫にそまっています。真白のものより、この方がおいしそうに見えるので好きです。

アスパラガスが売られるのは4月(32.5%)と5月(43.5%)がピーク。それに続くのは6月になると販売量はがたりと減ります(16%)。

ホワイトアスパラガスはタケノコを思わせる

どこかタケノコに似ています。

春の訪れとともに姿を現す野菜であること。しかも両方とも、土から頭を出したか否かというときに掘り出します。そしてアスパラガスの味が最高なのは、朝収穫されたものをその日のうちに食べることというのもタケノコと同じ。

下の写真は町の高級食料品店で売られていたホワイトアスパラガス。上に入れた写真と同じ日に撮影したものです。お値段も少し割高ですが、きれいに並べられています。

Ruffeyのアスパラガス。1キロ1,000円弱。
(2004年5月下旬撮影)

Asperges Ruffey とあるのは、ブルゴーニュの行政中心地ディジョン市の近郊にあるRuffeyという町で生産されたアスパラガス。地元では最高品種ですが、恐らく地元以外には出て行かないのではないかと思います。

よく知られたホワイトアスパラガスの産地がフランスにはありますが、やはり地元産が一番。

というのも、採りたてを味わうのが最高だからです。この店でも「その日のうちに採った」ということが明記されていました。

ホワイトアスパラの調理の仕方

タケノコに似ているとは言うものの、米ぬかのようなものを入れて煮る必要はありません。

でも、アスパラガスの風味を味わうためには、下の写真のような専用の鍋で煮ます。穂先の部分は蒸気で火を通すだけになるので、煮すぎてしまうこともなく、また形が崩れることがありません。


料理ビデオ: アスパラガスのゆで方 (フランスのサイト)



テクニカ パスタ/アスパラガス ポット
蓋付6.2L

WMFのアスパラガス専用ナベアスパラポット
ガラス蓋16cm


ホワイトアスパラガスは太くて皮が少し厚めです。よほど細いものでなければ、皮をそぎ落としてから煮るのが通のやり方。根の方も少し切って捨てます。

私が愛用しているのは日本で買った、このピューラー


斜め刃で軽くスライス!匠創ピーラーレギュラータイプ

アスパラ用に買ったわけではないのですが、
アスパラの皮が薄くむけるので感激してしまいました!


皮をそのままにして煮てしまう場合は、食べるときに皮を残します。

アスパラガスを手でつまんで穂の方から口に入れ、中身を吸い取ってしまって皮を引っ張って残す。お上品な食べ方ではありませんが、ダイナミックではあります!

いづれにしても、よその家で出されたアスパラガスの皮が硬い場合には、それを無理に食べずに皿に残してしまいます。

日本にも輸出されているフランスのアスパラガス

白いアスパラガスは、フランスから日本にも輸出されていました。

フランスからホワイトアスパラが初入荷♪
ホワイトアスパラガス フランスロワール産500g


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アスパラガスは、いつ頃からフランスで食べられるようになったのかをご紹介します 

作成:2006年5月  更新:2010年4月



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