「7月14日」という祭日

 革命記念日

7月14日は、フランス革命のバスティーユ襲撃にちなんだ祭日。クリスマスやお正月と同じくらいに祭日であることを意識させる日となっています。ちょうど夏のさかりにあるからでもあるでしょう。

フランス語では「7月14日(14 juillet)」というだけの祭日が、日本ではなぜ「パリ祭」などと言われるのか不思議に思ったことがありました。

 調べてみると、昔フランス映画が全盛だった時代に『7月14日』という題名の映画があり、それが邦題で『巴里祭』と訳されたからのようです(1933年)。
しかし7月14日という祭日は、やはり革命記念日なのです。

パリのシャンゼリゼ通りでは、騎馬隊の華麗な行進だけではなく、戦車まで繰り出しての大規模なパレードが行われます。

日本では、こんな風にあっけらかんと戦争を思い出させる行事を見たことがありません。

© Ministère des Affaires étrangères

 お祭り騒ぎの7月14日

7月14日はこんな風に軍事力を誇示したり戦争を思い出させたりするような行事が行われるものの、一般の人々には、そんなこととは全く関係ない祭日でもあります。

花火を上げたり、ダンスパーティを催したりして、お祭り騒ぎとなる日なのです。



作成: 2003年7月  更新: 2006年7月

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