金ボタン  bouton d'or


 通称「金ボタン(bouton d'or)」と呼ばれる、ごくありふれた雑草です。フランス人から、子どもの時にはこの花を金ボタンにして遊んだものだと聞いたこともあります。

 仏和辞典を引くと「ミヤマキンポウゲなど」と書いてありました。

 繁殖力旺盛、しかも根が地面に這い回るので、家庭菜園などではすぐに抜かないといけない雑草と言われています。それにパセリの中などになどに混じっていると、ついうっかりして金ボタンの葉もとってしまいそうにもなるので危険です!

 でも私は、春から夏を過ぎるまで長い間咲き続ける金ボタンが何となく好きです。

 春先には菜の花畑や、休閑地を覆うタンポポなどで、田園は黄色に染まります。その色が薄らぎかけた頃から、この金ボタンの鮮やかな黄色が野原を彩るのです。 

金ボタンが咲く牧場
作成: 2003年3月


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