日本でも収穫できるそうです
モリーユというキノコ(アミガサ茸)は、日本でも野生のものが見つかるそうです。というか、キノコとしては異様な形をしているために、食べられないで放置されているのが現状なのかも知れないという感じも受けました。
とはいえ、フランス料理では珍重されるために、輸入ものは市販されているようです。
私自身の好みでは、モリーユは生クリームで煮たソースにして肉料理の添えると味が引き立ちます。日本では生クリームを使う伝統がないので、モリーユが珍重されないのかも知れません。日本風の鍋物にシイタケの代わりに入れるとか、醤油味の煮付けにモリーユを使ったらどういう味になるのだろうか? という興味はあるのですが、まだ実験したことがありません。
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モリーユには生クリームが合う
モリーユをただソテーにしたり、水で煮ても、それほど美味しくないと感じます。生クリームに入れたソースにすると、モリーユの味や香りがひきたってきます。
アルザス地方にあるレストランのシェフが、簡単にできるモリーユの生クリームソースの作り方を見せているビデオを入れておきます。
子牛のソテーにモリーユを入れた生クリームソースを添えるというもの。肉を焼いた後のフライパンにモリーユを入れ、ブランデーでフランべし、生クリームを加えて塩コショウ。乾燥したモリーユをぬるま湯でもどして使っています。
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Escalope de veau fermier aux morilles
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レシピでは子牛のエスカロップを使っていますが、普通の牛肉や豚肉のソテーに付け合わせても美味しいソースです。
ただし、生クリームソースは脂肪分が多いので、お肉の方はビデオのシェフが使ったような脂身が少ない肉の方が合っているとは言えます。
もちろん魚料理のソースにも使います。
普通のモリーユより大きなキノコを見つけたことがありました。
次のページでは、そのキノコの写真をお見せしながら、モリーユ茸の種類や毒キノコについてご紹介します。 |
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