サラダにする野草:
マーシュ
mâche
収穫期: 11月~1月

フランスでは、日本のようには山菜を探し求める文化がないようで、食用にできる植物のことを知っている人は少ないと感じます。

野原に探しに行く人は少ないとは思いますが、タンポポとマーシュという草は食用になる草として知られています。両方ともサラダにする野草なのですが、八百屋さんでは栽培物が売られます。
野生のマーシュ(mâche)は、芽が出たばかりの野菜のような姿をしているときのものを食用にします。

小さな葉が出たばかりの状態をサラダにして食べます。

食用にするには、緑が鮮やかで、痛んでいないものを選ぶ必要があります。

マーシュ (mâche)
マーシュは日持ちはしませんので、収穫したら3日か4日以内に食べる必要があります。

タンポポの葉には少し苦味があるのとは対照的に、こちらは少し物足りないくらいに穏やかな風味。

それでもビタミンは豊富で、普通のサラダ菜に比べればビタミンCは3倍あるそうです。ストレス解消に役立つと言う人もあるとのこと。
食べ頃の時期が過ぎてしまうと、青い小さな花が咲き、雑草と見分けがつかなくなってしまいます。

私はマーシュ(mâche)と呼んでいるのですが、フランス語では他に色々な呼び名があるそうです。blanchette、boursette、clairette、doucette、oreillette、rampon、valérianelle。

ベルギーではsalade de blé(小麦のサラダ菜)と呼ばれるそうです。
栽培されたものは、市場で簡単に見つけることができます。

朝市で売られていたマーシュ
日本では、プチレタスコーンサラダサークルリーフなどの名前でも売られているようですが、コーンサラダという呼び名が一番多いように感じました。

サラダ菜としてのマーシュの検索結果
種や鉢植えの検索結果



西洋野菜の種
「コーンサラダ サークルリーフ
(マーシュ)」

野菜栽培セットベジストック
コーンサラダ
フランスの野原で春先に見つけることができる食用となる野生植物には、タンポポの葉もあります。

内部リンク: サラダにする野草: タンポポの葉
作成: 2003年3月 最終更新: 2010年11月

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