わたしたちネコは、たくさんの芸術家にインスピレーションを与えました

< 壁画編 >
2. アマチュア画家 その3


 ブロック塀に描かれたネコの壁画です。くっきりとしたラインで、抽象的な猫が表現されています。
 漫画ではないかと思われる方があるかも知れませんが、もしこの絵を描いた人にキャンバスを買う余裕があったら、ピカソの再来と言われるようになるかも知れません。

 ヒゲが足にもついていることにご注目ください。こういう猫だと、暗闇で前に進むときも、後ろに進むときもヒゲのアンテナを使えます。

 猫の回りに描かれている矢印は何を意味するのでしょうか? 編集部では、 「夜空の星は猫のまわりを回っている」ということを表現しているのではないかという解釈をしています。

 この壁画は、パリ近郊にあるシャンティイに近い町にあるシャンティイ通り(Rue de Chantilly)にあります。

 シャンティイ市には観光客が訪れる美しいお城があります。
 この立派な建物がその城だと思われるかも知れませんが、これはその城に付属した厩舎(きゅうしゃ)です!

 つまり、お馬さんたちのお住まい。建物に近づくと、いたるところに馬の彫刻があるので分かります。今は、建物の中には「生きた馬と子馬の博物館」があり、庭の方は競馬場になっています。

 ともかく、このあたりは動物を大切にする歴史がある所なのですね。



まだ他の壁画をご紹介できると思うのですが、
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画壇で活躍しているネコたちの紹介です。

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