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チーズを味わう醍醐味 |
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日本でも、6世紀に大和朝廷が百済から乳製品を献上されたとの記述があり、平安時代の朝廷ではミルクが栄養食品として珍重されていたそうです。「醍醐味」という言葉はチーズの味を表す言葉だったとも聞きました。 鎌倉時代にはチーズの姿が消え、再び乳製品が普及するようになったのは明治時代に入ってからです。 いつもなぜ平安時代にはあったチーズが姿を消したのか不思議に思っています。鎌倉時代は農業生産性が向上した時代なので(実はこの画期的な技術は、コヤシの利用にあったのだと聞きました)大豆がプロテインを供給するようになり、ミルクは必要なくなったからでしょうか?・・・ チーズは日本の食事では漬物のようになくてはならないものだと書きましたが、豆腐の役割にもよく似ています。 チーズには旬の季節もあります。春になって牧場に出された家畜から作った初めてのチーズ、などという札が売り場に出ていると嬉しくなります。 山岳地帯のチーズ産地では、美しい高山植物の花々の写真と一緒に、この地方ではこんな花を食べた牛のミルクから作ったチーズだからおいしいのだ、などというポスターまでありました。 チーズは買ってからの保存状態でも味が変わります。地下にチーズ・セラーがあるチーズ屋さんで売っているチーズや、グルメ・レストランで出されるチーズは、さすがプロと感心させられるように上手に熟成させたチーズを楽しめることができます。 熟成させると美味しいチーズでも、余り日がたってしまうと味が変わり過ぎてしまいます。食べごろというのがあるのです。 チーズは保存の仕方によって、ワインのように当たり外れがあるので、フランス人たちは食卓でチーズを食べ比べて楽しめるのかも知れません。 |
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作成: 2003年7月 |
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