昔に比べるとパンを食べなくなったフランス人
フランスにあるパン屋は、平均すると、住民1,800人に対して1軒となるそうです。なるほど安定した職業です。
パン屋の軒数は、昔に比べると随分減っています。もっともパンの消費量も著しく減りました。20世紀始めには、フランス人は1日800グラムのパンを食べていたのに、今ではその5分の1にも満たない180グラムしか消費していません。
平均的なバゲットは重さが200〜250グラム(長さ70cm、直径6cm)だそうなので、1回の食事でバゲットの3分の1も食べないことになります。私の知っている人たちは、もっと食べています。フランスのパン・インフォメーションセンターのデータなのですが、本当かな?・・・という気もしています。 |
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おいしいパンは見ただけで分かる!
今でも薪でパンを焼いているパン屋もあって、店頭にはそのことが表示されています。でも、一概に薪で焼ないから味が落ちるというわけでもないように感じます。どんな小麦粉を使っているかも、かなり大事な要素になっていますから。
おいしいパンは、食べて見なくても分かります。まず見た目。パン皮の色と焼き具合。それから、鋭いナイフで生地に入れた切り口が、いかにもおいしそうに盛り上がっていること。
最も端的に工場生産のパンだと見破れるのは、パンを裏返しにして見たときです。
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「ネコのおしゃべり」コーナーでは、このパンをつくっている店を紹介しています |
作成: 2003年8月 |