@ 万聖節と墓参り (Toussaint)
A ハロウィーン (Halloween)
B カボチャを見ると秋 (citrouille 1)
C カボチャの馬車は消える (citrouille 2)

C カボチャの馬車は消える!  (citrouille 2)


カボチャの中は空洞

フランスでは大きなカボチャが売られています。かなり水分が多いし、筋もあるので、日本のホクホクしたカボチャとはかなり違います。グラタンにしたり、スープにするのが一般的なように感じています。

西洋カボチャを切ってみると、形が大きいだけに中の空洞も大きく見えます。つまりシンデレラを乗せる馬車がつくれそうな形なのです。

大き過ぎるカボチャは
好みの大きさに切ってもらって買うことができます。

スーパーマーケットでコンクールを開いたらしく、
入り口に子どもたちがつくったカボチャの作品が並んでいました。


カボチャがシンデレラの馬車となったのも納得!

前のページでお見せしたように、フランスには色々な種類のカボチャがあるのですが、シンデレラのお話しに登場するカボチャはポティロンと呼ばれる種類のものです。上の写真の左側。

このカボチャは涼しい所に保管しておけば3ヵ月くらいもちます。秋に友人が畑で作った大きなカボチャをもらったのですが、大勢集まったときに食べようと思ってとっておいたことがありました。

そのうち冬になったのですが、カボチャはびくともせずに保存されているようでした。ところが、ある日、グシャっと溶けてしまっているカボチャになっているのを見て驚きました。

昨日まで形があったカボチャが、一夜のうちにペッタンコにつぶれていたのです。これを見て、シンデレラのために魔法使いがカボチャで作った馬車の話しが理解できました。


子どものときに読む童話というものも、文化が違うと理解できないものです。

このシンデレラのカボチャの秘密を知る前にも、不思議に思っていた童話がありました。「3匹の子豚」の話しです。怠け者の豚が土や木で家を造ったのに、しっかり者は石で家をつくったので災害にも壊れなかったという教訓です。石の家なんて、ヨーロッパに来てから初めて見ました!

作成:2003年10月  更新:2009年9月



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