食事にどのくらいの時間をかけているか

食事の時間、食事を抜く人の割合

 フランス人が、1日に食事のためについやす時間は2時間14分。3食の合計時間です。

 これには親戚や友人と一緒にするときの時間も含まれているというので、少ないと感じてしまいました。フランス人は頻繁に人を呼んで食事していますが(データのページへ)、そんなときの食事には4時間くらいはかけるので、それを足して平均を出したら食事時間の平均は長くなると思っていたのです。

 私は食道楽のブルゴーニュ地方に友人が多いので、食事の時間がもっと長いと思ってしまったのではないかと思います。食事会でテーブルについている時間が6時間とか、8時間とかいうこともよくあるのです。地方別に出したデータを見つけたいと思いました。

 1割の人は朝食をとらないことにしています。そのときに飲むのには、コーヒーが好きな人は59%、紅茶は14%。

 昼食は、週日でも家でとる人が多いのですが(75%)、外で昼食をする人の場合の食事時間は平均35分。お給仕が遅いフランスで、そんなにレストランで早く食べられるものなのかと不思議に思ってしまいます。社員食堂のようなところで食べるが多いのでしょうか? あるいはサンドイッチをかじって済ませてしまうのでしょうか?

 時々は昼食を抜くこともある人が33%もいます。ちゃんと昼食をとるという人は22%に過ぎません(25歳以下は40%)。

 夕食にかける時間の平均は1時間強。週日には、99%が家で食事することにしています。家族団欒の大切なひとときです。それでも8%は、お盆にのせた食事をソファで食べるそうです。一人暮らしの人たちでしょうか? ちなみに夕食を一人で食べる人の割合は24%。

 週日よりは休日の方がのんびりと食べるのは当然でしょう。


食事の支度にかける時間

 食事時間の長さは数年前の統計と余り変わっていないのですが、食事の支度の時間は短くなりました。夫婦共働きが一般的となり、便利な電気製品(電子レンジなど)が普及したためです。平均すると、週日は36分、休日は44分(2001年)。13年前の統計では、それぞれ42分、60分だったのです。
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作成: 2005年2月
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