フランス国旗をつくる野の花  2/3
② マーガレット   Marguerite
   学名: Leucanthemum vulgare

フランスの国旗 をつくる白い色はマーガレット。

野に咲くマーガレットには色々な種類がありますが、写真は「牧場のマーガレット」とか「大きなマーガレット」と呼ばれる、一般的なマーガレットです。

Marguerite des prés, Grande marguerite
(Leucanthemum vulgare)

背が高いものは80センチくらいになります。開花期は5月から9月。ヒナゲシと同様に、あちこちで見かける花です。

牛の名前にはマーガレットというのが多かったのだそうです。牧場に咲く花の代表がマーガレットだからなのでしょうか。笑い話などで、牛の名前が必要なときには、マーガレットという名前になっていることがよくあります。

小さな村で木工細工を作っているアトリエを見学したとき、花を加えた牛とヤギが可愛らしかったので買いました。

その牛を木の葉に乗せて記念撮影してみたのが右の写真です。

花びらの数が足りませんが、たぶん作った人はマーガレットのつもりなのだと思います。

今日では牛の名前を付けるには、生まれた年によって、牛の名前の頭文字とするアルファベットが決まっているのだそうです。そうなると、正式な名前がマーガレットという名前の牛は少ないはず・・・。


作成:2004年7月
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