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キール・ロワイヤル
(kir royal) |
白ワインの代わりに、白いシャンパンを使ったドリンク。
シャンパンの代わりに、ブルゴーニュのスパークリングワインクレマン・ド・ブルゴーニュを使うこともあります。
この場合にはワイングラスではなく、シャンパングラスを使います。 |
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ブラン・カシス(Blanc cassis)
ブラン・カス(Blanc cass) |
白ワインとしてアリゴテ使わずに、別の白ワインを使ったドリンク。ブルゴーニュでなければ「キール」と呼んでしまっていますが。 |
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カシス以外の果実
のリキュール
を使ったカクテル |
クレーム・ド・カシスでなくても、違う果実のリキュールでもおいしいカクテルができます。よく使われるリキュールは、次のものです。:
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キール・ア・ラ・ペシュ(Kir à la pêche):
桃のリキュール「クレーム・ド・ペッシュ」をつかいます。特に、昔のブドウ畑に生えていた桃の木「ペッシュ・ド・ヴィーニュ」に特に人気があるかも知れません。桃のリキュールを使うと、普通のキールとは違って黄色のカクテルになります。エレガントでとてもおいしいです。
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キール・ア・ラ・ミュール(Kir à la mûre):
ブラックベリーのリキュール「クレーム・ド・ミュール」を使います。
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キール・フランボワーズ(kir framboise):
ラズベリーのリキュール「 クレーム・ド・フランボワーズ 」を使います。
ラズベリー(フランボワーズ)とシャンパンを使ったカクテルは「キール・アンペリアル(kir impérial)」と呼ばれます。 |
*ここでもブルゴーニュ人は、白ワインとしてアリゴテを使わなければ「キール」という名前を与えません。アリゴテでない白ワインを使ったときには、例えば、ミュールのリキュールなら「ブラン・ミュール(blanc-mûre)」、桃のリキュールなら「ブラン・ペッシュ(blanc-pêche)という具合に呼びます。 |
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赤ワインを使ったカクテル |
一般化はしていませんが、白ワインの代わりに赤ワインでキールを作る人もいます。そのカクテルは、Cardinal、Communard、Téméraireなどと呼ばれるそうです。
Cardinal(枢機卿)は、主にボルドーの色の濃い赤ワインを使ったものを指すようです。ブルゴーニュではキールは枢機卿の服の色と表現するので、理解に苦しむのですが。
Téméraire(テメレール)とは、ブルゴーニュ公国のシャルル勇胆公のこと。ただし、発泡酒のクレマン・ド・ブルゴーニュを使ったものを「テメレール」と呼ぶ人もいるそうです。 |
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地方のキール |
地方によって、特産品を使ったキールも作られています。 |
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シードルを使ったキール:
北フランスにはシードル(林檎酒)の産地ですので、白ワインの代わりにシードル(りんご酒)を使ったキールを作ります。発泡酒なので、キールロワイヤルに似てしるかも知れません。
ブルターニュ地方では「キール・ブルトン(kir breton)、ノルマンディー地方では「キール・ノルマン(kir normand)と呼ばれています。 |
その他にも、ロレーヌ地方では、カシスの代わりにミラベルのリキュールを使ったキールがあるそうです。
外国ともなると、ビールとカシスのリキュールでカクテルを作ってしまう国もあると聞きましたが、本当でしょうか?! |
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