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Page 1: フランスのバレンタインデー / 日本では、どうしてチョコレートなの? Page 2: バレンタインデーの起源 / 中世のバレンタインデー / フランスのバレンタイン村 / 恋人たちが飲むワインとは? |
キリスト教では、2月14日は聖バレンタインの日で、この聖人は愛の守護聖人となっています。各職業には守護聖人があるのですが、聖バレンタインはミツバチを飼育する人の守護聖人です。 |
中世のバレンタインデー 中世には、若い女性が、デートする相手をして選んだ男性をヴァランタン(つまりバレンタイン)と呼ぶという習慣もあったそうです。選ばれた男性は、お礼にプレゼントする義務があったとか。このあたりで、チョコレート会社のアイディアが生まれたのでしょうか? ところで中世のフランスでは、2月14日に若い女性たちが将来の伴侶を占うという習慣があったそうです。目に見える鳥によって占うものでした。もしrouge-gorge(ロビン)なら、結婚するのは船員。moineau(スズメ)なら幸せな結婚だけれど、夫は財産家ではない。chardonneret(ゴシキヒワ)なら、お金持ちとの結婚、という具合です。 住んでいる地方によって、見る確率が多い鳥が違うでしょう。ブルゴーニュ地方で鳥を探したら、スズメが最も多く、ロビンはたまに見るけれど、ゴシキヒワを見るのはとても珍しいというところです。お金持ちと結婚できると占いにでる人は、ごく少ないでしょうね。
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フランスにあるバレンタイン村 「あの聖バレンタインが眠っているのだ」と言われて、見に行った教会があります。教会の名前はサン・ヴァランタン。ブルゴーニュ地方の小さな村でした。連れて行ってくれた人も、深く調べていたわけではなかったようです。その時は信じましたが、今では、バレンタインには違いないけれど、バレンタインデーの起こりになった聖人ではなかったのではないかと思っています。 私が行った村では、バレンタインデーと結びつけて観光客を呼ぼうなどとはしていませんでした。でもフランスには、「ここがバレンタインの村!」ということで村おこしをしているところもあります。 フランス中部にあるサン・ヴァランタン村です。聖人の名を付けた村はたくさんあるのですが、サン・ヴァランタンという名の市町村は、フランスの中でも、ここだけなのだそうです。サイトはこちら。 |
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恋人たちが飲むワインとは? 友人カップルとレストランで食事をしたとき、「私たち、いつもサンタムールを頼むの」と言われたことがありました。おのろけなのです! サンタムールというのはボージョレーの赤ワインです。サンタムール(Saint Amour)のAmourは「愛」なので、直訳すれば「愛の聖人」となるからです。
でも、バレンタインデーを祝ってカップルが一緒に食事するとなったら、フランスではシャンパンを選ぶのが普通ではないでしょうか? |
ではフランス式に、愛し合っているカップルの皆様に、 楽しいバレンタインデーを祈ります! |
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