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前のページで、「フォアグラ」と呼ばれる前菜には色々な種類があることをご紹介したのですが、このページではそうした料理をどうしたらおいしく食べられるかをご紹介します。 フランス料理では甘い味付けにすることは殆どないのですが、なぜかフォアグラには甘いものがよく合います。 |
フォアグラをおいしく味わう方法、小道具など |
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フォアグラの味を引き立てる フォアグラのテリーヌやパテを冷蔵庫に保管してあったときには、少し前に出して、常温になじませてから食べます。冷たいとおいしくありませんので。 フォアグラは甘いものと合います。玉ねぎなどで作ったジャムなどがよく添えられて出てきます。
フォアグラに合うパンとワインをそろえるのも大切なのですが、それは下に書きます。 きれいにテリーヌを切り分けるには? 普通のパテやテリーヌはナイフで切りますが、フォアグラのテリーヌは柔らかいので、切るときに注意がいります。 フランスではフォアグラ用のカッターというものが売られているのですが、日本ではチーズカッタ―だけれどもフォアグラを切るのにも適しているとして販売されているようでした。
やはりフォアグラのテリーヌは、きれいに切って出したいです。でも、専用のカッターを持っていなくても、ちょっとしたコツできれいに切れます。 薄い刃のナイフを熱湯にひたして温めるのです。ナイフの刃がつかる高さのコップなどに熱湯を入れておき、一切れ切るたびに熱湯にひたします。それを布きんで拭いてフォアグラを切ると、きれいに切れます。
右のようなものはアイディア商品ですね。 テリーヌのための小道具 日本でも、フォアグラをつくるためのテリーヌは売られているのですが、フォアグラ用の小道具はやはりフランスの方が色々とあります。 やはり、フォアグラを食べたり作ったりする機会が多いからでしょう。 面白いので、フランスのアマゾンで販売しているフォアグラ用品を並べてみました。 フォアグラを食べるための道具 フォアグラは贅沢な料理なのですが、ここまでしなくても... と思ってしまう小道具もありますね。 |
フォアグラのテリーヌに合うパンは? |
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フォアグラのテリーヌは、小さく切ってカナペとして食前酒のおつまみにするか、前菜としていただきます。 前菜の場合は、適当な大きさのスライスを一人1枚という風にサービスするのが普通です。パンをカナペくらいの大きさにちぎって、それに自分のナイフでフォアグラをのせて食べます。 パンは、「パン・ド・ミー」と呼ばれる日本の食パンを小さくしたようなパンを、トーストしたものを出すのが伝統的なスタイルのようです。
長らくフォアグラと言えばパン・ド・ミーだと信じ込んでいたのですが、おいしいパン・ド・カンパーニュ(田舎パン)を薄くスライスしたもので食べる方が好きになりました。 フォアグラの有名産地であるペリゴール地方を旅行したときのこと。この地方ではフォアグラ用のガチョウやカモを育てている農家がレストランをしていることがあり、旅行中に頻繁に利用しました。そのときに、自家製フォアグラのテリーヌも出たのですが、「パン・ド・カンパニューに限る!」と言われたのです。 パン・ド・カンパーニュはトーストもしていませんでした。パン自体がおいしく、フォアグラもおいしいときには、何もフォアグラのためにパン・ド・ミーを買って、それをトーストする必要はないと思います。 それに、フランスで売られているパン・ド・ミーは、日がたっているのではないかと思ってしまうほどパサパサしていておいしくないです。
普通のパテは、パン・ド・ミーで食べるという風習はありません。おそらく、フォアグラは高級な食材なので、何か気取った感じをだすために、普段はフランスでは食べない四角いパンを付け合わせる習慣ができたのではないでしょうか? パン・ド・ミーをトーストしたもので食べると、冷たくなっていたフォアグラも少し温まって香りが良くなります。でも、それが良ければ、パン・ド・カンパーニュをスライスしたものをトーストしても良いのです。 |
フォアグラと相性の良いワインは? |
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フォアグラを食べるときには、貴腐ワインのように甘い白ワインを飲むのが一般的です。特に、フォアグラのテリーヌの場合はそうなります。 フォアグラとの組み合わせが絶妙だと言われるのは、ボルドーの甘口白ワインソーテルヌ。
私がフォアグラ用にいつもストックしておくのは、南仏でつくられるボーム・ド・ヴニーズです。地元で色々な生産者のワインを試飲して気に入ったワイン農家があるので、プロヴァンスに行くときにはいつも仕入れています。 しばらくい買い付けに行けなくているのですが、モンバジャックにもお気に入りワイン農家があります。それから、やはりフォアグラで名高いアルザス地方でフォアグラを食べるときには、ゲヴルツトラミネールを選びます。いずれも甘口の白ワインです。 意外な組み合わせがおいしいと思ったのは、ブルゴーニュのお隣ジュラ地方でつくられる、限りなく個性的なワインであるヴァン・ジョーヌ。 「この料理には、このワインが合います」とよく言われますが、好みで選んで良いと思います。フランス人を招待してフォアグラを出すときには甘口の白ワインを用意しておきますが、甘いワインが好きでない人は別のワインを所望します。 ただし、フォアグラのテリーヌなのに赤ワインを飲む人はいるでしょうか?... |
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