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前のページにフランスの祝祭日一覧を入れたのですが、こういう祝祭日があるということをメモしていても、フランスでは役に立ちません！ 毎年変わる祝祭日があるからです。
毎年祝祭日が変わるのは、キリスト教の祭日がもとになった休日があるためです。移動祝日になる原因は、復活祭（イースター）の日が毎年違うのが原因。復活祭の日を基準にして日にちが決まる祭日が多々あります。それは、次のページでピックアップしてみました。
復活祭の日にちは、「3月21日（春分の日）の後、満月の日の後の日曜日」と定められているのだそうです。キリストが生まれた日は12月25日になっているのですから、死亡した日と、復活した日も同様に定めてしまったら良いのに・・・ と思ってしまいます。勝手なことを言ってしまいましたが、キリスト教では深い意味があるのかも知れません。クリスチャンの方、お許しください！
 カレンダーを見ないと祝祭日が分からない！
復活祭がいつになるかは、計算すれば分かるわけです。日常生活に信仰が大きな位置を占めていた昔には、祭日がいつくるかと指折り数えながら生活していたのかも知れません。でも今日のフランスでは、ほぼ全員がカレンダーを見て祭日を確かめているのではないでしょうか？
フランスにいればカレンダーが手元にあるわけですが、そうでない方々のためにインターネットで祝祭日を教えてくれるサイトをご紹介しておきます。
上のリンクで3番目のものには、聖人の祭日も記載されています。聖人の祭日は、同じ名前を持つ人の祝いの日になるのことと（誕生日のように祝う）、その祭日にまつわる祝いがある日もあるのでカレンダーに記載しておく必要があるわけです。
祝祭日以外にも、知っておかなければならない祭日がある
フランスの祝祭日にはキリスト教の祭りの日が半分強入っています（前のページをご覧ください）。しかし、この他にも日常生活で登場するキリスト教の祭日もあります。その中には日曜日になるように決められている祭日もあるので、事情を知らないと、法律で定められた祝日なのか、キリスト教の祭日なのか分からないことになります。
例えば、復活祭は日曜日に来るようにきまっています。あたかも国民の祝祭日のように感じてしまうのですが、休みになるのは復活祭の翌日の月曜日。復活祭が余りにも大きな祭日なので、翌日のことは忘れがち。でも、商店などが休みになって影響を受けるのは復活祭の翌日です。日曜日は、もともと商店は休みが原則なので気にしないのですが。
「パントコート（聖霊降臨祭）」という祭日も季節の節目になる祭日なのですが、この日も日曜日に当たるように祭日が決めれているので、休日になるのはその翌日の月曜日です。
キリスト教の大切な祭日は日曜日に来るようにできているのかと思うと、そうではない。クリスマス（12月25日）はそうですね。冬の始まりを告げるし、お墓参りの時期になる「トゥーサン（万霊節）」（11月1日）も、復活祭とは関係なしに日にちが決まっています。
なお、フランス本土の祝祭日は年に13日間（うち2日は日曜日）となっていますが、海外県や海外領土ではその土地独特の祝祭日も作っています。フランス本土でも、ドイツの影響が深い地域では特別の祝日が定められています。さらに、フランス本土に住む人でも、イスラム教やユダヤ教の文化を持つ人たちは、祝祭日にはしてもらっていませんが、その宗教の祭日を祝うはずです。
ところで、フランスには振替休日というのはないのですが、飛び石連休のときには続けて連休にする職場は多いです。これは「橋を架ける」と呼びます。
会社などが休みになる祝日以外にも、フランスで生活したり旅行したりするときには、知っていないと損をしたり、戸惑ったりする祭日もあります。それを次のページでピックアップしてみました。 |
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 フランスの祝祭日 |
日常生活に関係する祭日一覧表  |
| 作成： 2009年4月 |
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