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Champagne
シャンパンの正式なあけ方とは?
Ouverture du champagne
シャンパンを飲むのが楽しいのは、あのポーンと抜ける音だと思われませんか?

コルクが天井にぶつかったり、飛んでもない所に飛んで行ったりすることもあります。ですから、パーティなどで誰かがシャンパンをあけるとなったら、コルクをぶつけられないように逃げたりもしてしまいます。

でも、レストランのソムリエは、ほとんど音もなくシャンパンをあけます。
シャンパンのコルク抜きで失敗すると...


シャンパーニュ地方のお気に入りレストランにて
質の良いシャンパンの場合、理想的なのは8~12度。
ワインクーラーは、氷1に対して、水2の割合。
シャンパンの産地であるシャンパーニュ地方では、気楽にシャンパンを飲みます。

安くておいしいシャンパンもあるので、シャンパンだけで食事をすることもよくあります。そんなとき、みごとにシャンパンをあけるソムリエさんを感嘆して眺めてしまいます。

私たちがシャンパンをあけると、泡があふれ出てくるので、慌ててグラスに注ぎます。でも、ソムリエさんがすると、そんな風にはならない。

とはいえ、シャンパーニュ地方でも新米のお給仕さんがいます。音を出さずにコルクを抜いたは良いけれど、失敗してしまったのに出くわしました。

地元では定評のあるレストランで、友達と食事をしたときのことです。

「試飲はどなたがなさいますか?」と、お給仕の人が落ち着きはらって言いました。

「誰でも良いから、早くついでくださいよ」

そう友達が言ったのと同時に、お給仕の人が持ったボトルからはシャンパンが溢れ始めました!

後でテーブルクロスの上にナプキンを重ねて敷いて応急処置をしてくれたのは良いですが、失ったシャンパンを返してくれるわけでもありませんでした...。その後、このレストランには足を踏み入れていません。
 
プロがシャンパンのコルクを抜く方法

フランス語ですが、シャンパンのコルクを抜くコツを見せるビデオを入れておきます。気取らずに、でも上手にシャンパンを開けています。

シャンパンはコルクが抜かれたときにあふれ出してしまうのが問題。ビデオではコルクを常に親指で押さえていることにご注目ください!

日本のソムリエさんがデモンストレーションしている方が分かりやすいかも知れません。
こんなビデオもありました:
シャンパン&スパークリングワインの開け方

フランス人のソムリエが見事なデモンストレーションしているビデオもあったのですが、リンクが消えてしまいました(一時的なトラブルかも知れませんが)。そのビデオの中でソムリエさんが言っていたことと、サイトにあった文書を合わせて、シャンパンの開け方のコツを書きとめておいたのが以下のメモです。
  1. 冷蔵庫から出したボトルは、動かさないように注意する。
  2. コルクを保護しているフォイルを静かに取り除く。
  3. コルクを止めている針金を外すときは、キャップを親指で押さえて、コルクが破裂しないようにする。ワインクーラーからボトルを取り出すときも、針金は付けたまま、キャップを親指で押さえたままで行う。
  4. コルクを抜くときも、親指で抑えたまま。ボトルは少し傾けた状態で行う。
  5. いよいよコルクを抜くときには、コルクではなく、ボトルを回していく
コルクを抜くときにボトルを動かすというのは面白いと思いました。生ガキの殻をあけるデモンストレーションを見たときも、同じことを言っていたのです。動かすのは殻の方であって、持っているナイフではない!


コルクが飛ぶこともないシャンパンのあけ方。どう思われます? レストランでシャンパンをあけてもらうのにはこういうのが良いですが(こぼれ出してテーブルに飲ませてしまう危険はないわけですから!)、パーティをするときにはポーンとやる方が楽しい、と私は思います。

シャンパンを威勢よくあけるというと、「サブレ」と呼ばれる派手な方法もあります。それもご紹介しています

それから、シャンパンがあふれ出すこともなく上手にコルクを抜いても、グラスに注ぐときもあふれ出ないように注意しなければなりません。それは、こちらのページで書きました。
2008年2月
シャンパーニュ地方のワインマップ

シャンパーニュ地方のワイン

シャンパン記事:
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